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日本がん登録協議会第34回学術大会愛知大会のホームページです。

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会長挨拶

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日本がん登録協議会 第34回学術集会 愛知大会
会 長:伊藤 秀美
(愛知県がんセンター がん予情報・対策研究分野)

この度、第34回日本がん登録協議会学術集会を、令和72025)年65日(木)と6日(金)の2日間、愛知県名古屋市のウインクあいち(愛知県産業労働センター)にて開催いたします。テーマは「がん登録に基づく予防・疫学研究の進化と拡張」です。

疫学は、「明確に規定された人間集団の中で出現する健康関連のさまざまな事象の頻度と分布、及びそれらに影響を与える要因を明らかにして、健康関連の諸問題に対する有効な対策樹立に役立てるための科学」と定義されています。この定義が示すように、疫学研究において、がん登録情報は「頻度と分布」を把握し、「影響を与える要因」を解析するための不可欠な基盤です。これまで疫学研究に携わってきた経験を踏まえ、このテーマを設定させていただきました。


2025年は、「がん登録推進に関する法律」が施行されて10年目を迎える直前の年であり、法改正に向けた議論が本格化する重要な時期でもあります。このような節目の年に学術集会の大会長を務めることに、誇りと責任を感じております。がん登録に携わる実務者、行政担当者、研究者、医療従事者など、参加されるすべての皆様にとって、有意義で実りある学術集会となることを目指しています。

今回の学術集会では、がん登録情報が疫学研究にどのように活用されているかを共有するとともに、疫学研究で得られる科学的根拠ががん予防対策にどのように貢献するのかについても議論する場を提供します。

プログラムは、5日午前の「がん登録実務者研修会」と実務者の情報交換の場「実務でGo!」を皮切りに、翌6日の夕方まで続きます。2つのシンポジウム、2つの口演、そしてポスター発表セッションを企画しています。口演やポスター発表セッションでは、全国・院内がん登録情報を活用した研究成果や医療評価、がん対策評価・立案への応用事例、さらにはがん登録室の活動など、多岐にわたるテーマでの発表をお待ちしております。また、情報交換会は5日の夜に予定しており、実務者や参加者同士が意見交換を深められる場となれば幸いです。

名古屋は、全国からのアクセスが良好で、新幹線や空路を利用してスムーズに訪れることができます。会場のウインクあいちは名古屋駅近くに位置しており、非常に便利です。名古屋らしい蒸し暑さを体験する時期ではありますが、周辺には味噌煮込みうどん、きしめん、ひつまぶしといった名古屋名物を味わえる飲食店が多く揃っています。また、少し足を伸ばせば名古屋城や熱田神宮、久屋大通パーク、オアシス21、ジブリパークなどの観光スポットも楽しむことができます。

ぜひ本学術集会にご参加いただき、愛知県の魅力も存分に満喫してください。


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